masasis-proseのブログ

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仙台遠征記 その10 獅子の青さを知る人よ…

負けて負けてようやく勝ちだして…思うように波に乗り切れなかったそんなシーズン…

確か、あれは福岡で3タテをくらって翌日だったかな。ツイートで過去ログは見つからなかったが、こんなリツイートが流れてきていた。

 

『エル党知っているか?…開幕3連敗を経験したライオンズのシーズンは強い…!」

 

…おそらくはユニホームがまだ青かったころの、ライオンズファンからの伝言だろう。優勝への大一番で、ここ最近はどうしても負けが混んでいたから、今日の試合で落としたらもう後がない…。以前はずっと落としてきた分水嶺と言っていい。

 

この日の先発は岸と本田。

ずっと以前に、知り合いになった東北でも獅子が好きボードの持ち主Wさんと久々に再会する。この3連戦ずっと見に来ていたようだが、昨日球場の帰りにたまたま出くわして最後の日は一緒に観戦しましょうという流れに…こういうのは外野自由ならではだよなあとつくづく思ってしまう。ボードはいつの間にやらゲーフラ仕様になっていた。

 

昨日の辻監督の※コメントはどうやらある程度ファンの声援にも影響を与えていたようだ。もっとも、この日が優勝へのXデーを見越していた西武ファンが多いのかもしれないけど。そんな自分もその一人である(この日の試合では優勝できなかったけどね)

 

※前日の敗戦を受けて『ファンに気合を入れろ!』と言われているのでとの談話を出した。この日の試合はその翌日のことである。

 

『野村監督の選手操縦法はとても独特でした。実は、選手と直接話をする機会はあまりないのですが、報道陣を常に側に置き、選手についてさまざまな話をします。その話がマスコミの記事やニュースを通して選手に伝わるように仕向けるのです。選手は監督から直接褒められるよりも、「野村監督がこう褒めていた」と間接的に記事で目にするほうがより真実味があって嬉しいでしょう…』(『観察する指揮官』より引用)

 

おそらくは、これの応用だ。そして、ファンの気合を入れろ!コールは、おそらくここ数試合よい場面で打てていない秋山への激の意味もあったのだと思う。そこまで計算して敗戦試合の談話はこんな風に活用したのだとしたら、やはり辻監督はすごい人だ。

 

…この日の応援団は初回から、気合の入り方が違っていた。それに乗せられるかのように、この日の仙台はいつもより声援が増していたように思う。多くの声は空に蒸散され消えていくのだけど、関東圏ではない仙台でこれほど声が出ている光景に出くわすのは珍しい。明らかに昨日と声量のボリュームが違う。少なくとも初回からアニメ声で煽ってくる球団とは大違いだ

 

岸を倒せ―ライオンズ!の激から始まったこの日の試合が動いたのは4回。1アウト満塁から山川がセンターへのタイムリーヒットで先制。しかし、追加点を奪うことができずに、尻上がりによくなっていく岸にだんだんと打ちあぐねていくまずい展開。

 

本田のスタミナが切れかけた7回にブラッシュのホームランで同点に追いつかれてしまう。…まずいな。

 

『あきらめない奴を負かすことはできない』(伊坂幸太郎『あるキング』)

 8回満を持して抑えにかかった楽天の方程式に綻びが生じる。プセニッツのコントロールが安定せず3者連続の四球。これ以上ない場面で打席には代打メヒアを告げられる。


2019年9月23日 東北楽天対埼玉西武 試合ダイジェスト

 

…ヒーローは文句なしにメヒア。ヒーローインタビューを聞いたら、後は…

この日は朝食べた海鮮丼が結構おなかにたまっていたので球場では何も食べなかった。やはり、キャッシュレス球場は体験してけど、何かと違和感を感じました。

 

…そういえば球場近くの定食屋さんはまだあるのかな。とりあえずちょっと寄り道してみてこよう。

 

残念ながら、この日は祝日により休業日だったようだ。流石のグーグル先生もそこまでは教えてくれない。まあ、お店の営業が続いていることが確認できたのでよしとしよう。夜ごはんは新幹線で駅弁を食べて帰ろう。

 

帰るまでが遠征だからな。

今回は新幹線ということもあり、帰りの切符を買っていなかった。ここでちょっと失敗してしまったのは、駅を東京にしてしまったことかな。ついつい東海新幹線と同じようなノリで考えてしまったことについては反省。よく考えたら東京まで行かなくても、大宮や上野で降りたほうが、池袋には近かったんだよな。

やまびこしか空いていなかったため帰りはやまびこで時間がかかると思っていたからグリーン車を選択。ここの帰りは、次回もう少し考えたほうがよさそうだ。

 

そして優勝はできたものの、またポストシーズンで敗退したので、ちょっとだけ間を置かせてもらいました。激獅の言葉を借りて、今シーズンを振り返るなら

「反省しなさ~い、ライオンズ!」に付きますね。

 

遠征記としては、ここで一旦筆を置かせてもらいます。球場でお会いした皆さん今シーズンもありがとうございました。

 

仙台遠征記 9 早朝の仙台

『世界は今オレのために時間が止まっている』【伊坂幸太郎・チルドレン】

 

9月23日…遠征最終日…この日は、少し早く起きて朝食をパスして行きたいところがある。6時には目が覚めていたが、なんだかんだでうだうだしていたので予定より少し遅れてしまった気がする。着替えて外へ…この3日間さして、近づいてきた台風の影響ですっきりしないそんな天気だった。上着1枚羽織って丁度よいくらいの気候。時折小雨がパラパラと混じるが、傘をさす程度のほどではない。

 

 

朝から仙石線東塩釜へ…

なお、石巻仮面ライダーなどで知られる石ノ森正太郎ゆかりの地…終点まで行くとめっちゃ遠いし、時間かかるから今回は旅の行程には入れなかったけど、いつかいってみたいとは思っている…またいつか余裕がある遠征の際にでも。

 

塩釜仲卸市場…すっきりしない天気だったので、速攻でタクシーを使う決断をする。もう少し早めにつきたかったが、電車の関係で仙石線はあまり本数がないことを今回学習しました。究極のメニューを作りに来た!と意気込んでいる。

 

ほぼ新鮮な海鮮の具を選んでいきながら最終的にはその具で勝手丼を作るというコーナーである。(なお予算度外視)

 

本来なら、ある程度のグループでいくのが正解だと思われるが、どうしても勝手丼を作ってみたかったので一人で来てしまった。具材は至るとことに打っているので、なるべく安く、時には値切り、いか・マグロなどの素材を集めていく。これはなかなか楽しかった。

 

 

最終的に完成したのがこれ。ごはんも大盛で購入したので、結構な分量でした。朝からビールを飲んだくれるリア獣である。イクラ・ホタテなどの具材をこれでもかと敷き詰めた。アラ汁もセットでついてきて、なかなかに豪勢な朝食だった。

間食。けっこうなボリュームだったので、その後の球場では全く何もたべなかった。

その後は、結構広かったので、出口はどこだっけ?とウロウロしながらもと来た道を引き返し、今度は歩いて駅へと戻ってきた。

 

時間的には、そのまま松島へ行けなくもないのだが、もう少し早かったらよかったかな。どのみち松島にいってもおなかいっぱいだったし、すぐに球場に戻らないといけなかったから、逆方向の仙台方面の電車へ乗ってしまったので、まあ結果オーライという感じかもしれない。

 

ただ、幾分時間が中途半端なので何をしようかと思ったらTwitterに情報が挙がってきた。

 

サンピアの湯…仙台からはさして離れてはいないので、時間を調整するには丁度よい。昨日も温泉にいったじゃないかという突っ込みが聞こえてきそうだが、その辺は気にしないことにする。

地下鉄に乗り込み六丁の目駅で降りて、そこから徒歩で約10分

温泉ももちろん堪能したが、他の施設が充実しすぎ…快適すぎて帰りたくなくなるわ。もうずっとここにいたいとなってしまうから、この施設ごと西武球場駅前のどこかに移転させたいですが、それが無理なら西武ドーム支店作ってくださいませんか?…とりあえず、休憩所のベッドで携帯の充電が降るチャージされたら球場へ向かおう(続く)

仙台遠征記8 開拓の仙台

  『ロマンはどこだ』【伊坂幸太郎・『陽気なギャングが地球を回す』】

 

…予約していたお店は、先日訪れた一隆からそう遠く離れていない。…というか、ほぼ完全に目と鼻の先じゃんか。少し迷うかなと思ってうろうろしたが、別にそこまで難しいルートじゃなかった。19時に予約していたので、予約の10分前には到着。

 

…今回の遠征をやるにあたって、いろいろ調べて見つけてきたのは地雷也さんというお店。お店の中から、どことなく山賊っぽさが漂う、山賊料理を売りとするお店である。あまりよくは知らなかったけれども、どうやら地元の人の評価も大変高いようである。

 

地下の階段を下りていくと、賑わっている店内。祝日ということもあり、本当にギュウギュウ詰めという感じで繁盛しているようだ。予約しておいてよかったと胸を撫でおろして、コースのメニューを注文する。ところで、料理の美味しさを表現するのは難しい。ちなみにTwitterでは、1-9打線を形成したので、改めて今度はポジションも併せて紹介していこうと思う。

実録:仙台の地雷也さんのコース料理で打線組んでみた。

1 (中)お通し

2 (遊)モズク酢

3 (二)刺身の盛り合わせ

4 (一)笹カマ

5 (指)キンキの炭火焼

6 (左)カキフライ

7 (右)牛タン

8 (捕)トロロとマグロの刺身

9 (三)焼きおにぎり

P (投)生ビール

見事なラインアップである。どちらかといえば、笹カマ選手は、本塁打を求めず、4番目の打者という感じであるが、それ以降のキンキ選手・カキフライ選手・牛タン選手のこの3人で、早々にチーム累計本塁打は100本超えそうである(意訳・この辺りは想像力でお楽しみください)。なお、終盤はキンキのアラ汁選手が代打で活躍。打線も先発全員安打の完勝であった。先発の生ビール選手もあわや完投というところで、芋焼酎選手へスイッチ。盤石な投手リレーであった。

 

…ひっきりなしに店内へ、アポなしで来るお客がたくさんにたのだけれども、なくなくお断りしているという光景を何度も目の当たりにした。都内とかだと、普通こういうお店っていれる時間を制限するところのほうが、圧倒的に多いのだけれども、このお店はそうではない。この辺りが東北のお店の優しいところだろうなあ。せっかくお店に来たのだから、ゆっくりしていってよと言わんばかりに、コース料理が出し尽くされても、せかす様子は全く見られなかった。ついつい、余計に何か注文したい衝動に駆られたけれども、一通りまったりした後にお店へ出た。

…さて、満足したので、後は部屋へ帰って就寝

 

するか!仙台の夜はまだまだ終わらない。その後、国分町の方から仙台方面へと歩いて戻る。雨は、多少パラついているものの、傘が必要となるほどでもない。

ちょっと異色な感じがするその名もあおば餃子。なおしょっぱいラーメンとセットなのはお約束である。仙台市内で生産された(仙台雪菜)を皮に練りこんだ餃子だそう。野菜たっぷりの餡ともちもちの触感の皮がいい秘伝のタレともマッチして実においしゅうございました。

と、すっかり満腹になったところで、今度こそ仙台のホテルの自室に戻る。最終日の明日は勝てるといいなあ。やることをやって寝てしまおう。

『消灯ですよー』【伊坂幸太郎『魔王』】(続く)

仙台遠征記7 激闘の仙台

『人間が作ったもので一番素晴らしいのはミュージックで、もっとも醜いのは、渋滞だ。【伊坂幸太郎・死神の制度】』

 

…どうやら完全にはまってしまったようだ。何にか?って、そう最も醜いとされる渋滞に、12時丁度にバスが出発できたものの、まさかここまで道が混むとは想定していなかった。時折、Twitterから現地の状況が入ってくるのだが、どうやら結構な雨らしい。

うーむ、どうしたものからいにょん先生君ならどうする?

え?グーグル先生にお願いしてみるって。まあ、何もしないよりましか、どのみち渋滞で特にやるようなこともないしね。

 

…球場に着いたのは、3回ぐらいだったかな。この日の試合は、森のホームランで先制するも、先発の榎田が安定せず、楽天にリードを許す展開に…昨日も思ったんだけど、だいたい楽天との試合はパターンがほぼ決まっていて、勝つなら序盤から大量リードを奪うパターンなんだけど、これができないと苦しい。中盤膠着するも、負ける場合はだいたい浅村に決勝打を打たれることが多い。この日の試合もそんな感じだった。

 

では、負け試合だけどこの日の試合をプレイバックパート2

・石橋を叩いて渡れなかった

・執念のセーフティバント

・自信を持ってファウル!

・一番気合を入れなきゃいけないのは秋山

 

…この日の試合、後の試合の布石となったポイントが2つ。1つ目は森のセーフティーバント。前日から波に乗りきれないチームを何とかしようと、サインではなく、あれは自分で意図してやったのだと思う。森をよく知る人なら、あの森がセーフティーバント!?って驚くことかもしれないけど、正直に言ってしまえば、それは森に求められる仕事じゃない。

 

それ以前に秋山なり、源田なりがそれはお前の仕事じゃない!と言ってやるべきだろう。かつて山川が自分のバッティングが出来ず無理に右に打とうとして凡退した。翌日それを見かねた渡辺直人がそれはお前の仕事じゃないと!翌日から山川は、一軍でホームランを量産した。あれが転機だったんだと思う。

 

森の仕事は得点するために、ランナーを返すことであり、ランナーとして出ることじゃない。セーフティーバントのような小技なんてはなから期待していないのだ。まあ、それ以前に1、2番が塁に出なければどうしようもないから…ということだったんだろう。

 

『野村監督の選手操縦法はとても独特でした。実は、選手と直接話をする機会はあまりないのですが、報道陣を常に側に置き、選手についてさまざまな話をします。その話がマスコミの記事やニュースを通して選手に伝わるように仕向けるのです。選手は、監督から直接褒められるよりも、「野村監督がこう褒めていた」と間接的に記事で目にするほうがより真実味もあってうれしいでしょう。』『観察する指揮官』より引用

 

もう1つの布石が辻監督のコメント…上に書いてことをうまく応用したんだろう。さりげなく応援団のリードが使う※『気合を入れろ!』コールについて言及されていて、マスコミの使い方が上手いなあと思った。そりゃ、ファンの声援が届いているというのをこういう形で知れたらうれしいわな。土曜日・日曜日の試合を観戦した西武ファンは、その違いを実感しただろう。まあ、また後の記事で書くと思うけど。

 

※主に大量にリードされているときなどに、チームに喝を入れるときに使われることが多い。なおふがいないプレーや試合をしているときにこのコールは使われるので、秋山はこのコールが大嫌いと口にしている。でも一番気合を入れなきゃいけないのは秋山なんだよね。

 

『苦しいこともあるだろう。云い難いこともあるだろう。不満なこともあるだろう。腹の立つこともあるだろう。泣きがたいこともあるだろう。…これらをじっと堪えてゆくのが男の修行である』【山本五十六・男の修行】

 

…そういえば、今年はこれでビジター観戦5連敗だわ。もっともホームゲーム観戦でも、同じ位負けた気がする。胴上げが見れる可能性も今日の試合で敗戦したことで潰えてしまった。仕方ないので、気分を切替て、美味しいものを食べにいこう。

…いったん宮城野原から仙台に戻る。

 

駅からさほど遠くない場所にある通称『人をダメにしそうな自販機』…100円で試飲できる。全部飲みたいところだけど、そこまで酒に強くないので断念した。

 

 

専用のカップを投入して100円入れると、容量に合わせてお酒が注がれる感じ。梅酒だけ飲みました。すっきりして飲みやすかった。次の機会があれば、またチャレンジしてみたいと思います。

 

その後は、クリスロード商店街へ…仙台の繁華街はずっとこんな感じの商店街が軒を連ねていて、所沢のプロぺ通りがいかにちゃちかよく分かる。試合を観るときは、最後のほうには晴れていただけど、天気は相変わらずグタグタだった。こういうとき屋根があるのは助かる。

その後は※仙台史郎ゆかりのお寺三瀧山不動院にお参りする。前述したクリスロード商店街に入っているといってほぼ差支えない。以前にも訪れたことがあるのだけれど、今回また再訪しようと決めていた。前日は時間がなかったから、何とか時間がとれてよかった。

※仙台史郎…多分知らない人が多いだろうから補足しておくと、簡単に言ってしまえば人神として崇められた商売の神様。江戸から明治にかけ、彼が訪れた店は必ず繁盛したという云われがあり、依頼仙台では福の神の愛されキャラとして信仰されている。ここで売っている手ぬぐいが欲しかったので無事に購入。

 

…結構いいこと書いてあるよなあと思う。とりあえず、自分へのお土産はこれで購入できた。そろそろ、良い時間になってきたのでお店に向かうとするかな(続く)。

仙台遠征記6 サイチで朝市&秋保温泉 佐勘の湯

『神よりも紙を。そして髪も 侏儒の言葉~トイレの落書き編』伊坂幸太郎【チルドレン】

 

…9月22日。昨日は負けてしまったけれども、マジック3でこの日を迎えた。朝からコインランドリーで昨日来ていたTシャツを乾かして、朝食会場へ…そういえば、そこで気づいたのだけれど、混雑のために、7時から予定されていた朝食の予定時間が30分繰り上げになっている。そのため、ちょっと早く朝食を食べられることになった。

 

…この日は14時開始のデーゲームということなので、午前中は秋保の方面へ出かける計画を立てていた。温泉街である秋保へは、たいてい車で1時間はかかる仙台からだと現地到着は丁度10時というのが圧倒的に多い。ただ、その前にやりたいことがある。

そのため1時間前の9時台には到着しておきたい。仙台からではなく、JRの東北本線の長町駅というところからバスを乗り継いでいったほうがより早く着くようだ。ただ、そのバスの乗り合わせが悪く、どう考えても9時には到着できそうもないのでそこは妥協することにする。こんなとき、車で行けなくはないなあと思うけど(酒飲みたいし)

やはり見知らぬ街で運転すると、万が一ということもあるので、なるべくならレンタカーはあまり使いたくはない。

 

無事にバスを乗り継ぎ、まずは最初の目的地へ向かう

地元民で賑わうスーパーそれが『さいち』そして、開店からわずか20分近くしか経っていないいないのにも関わらす、早くも行列を作っている。その行列の目当てのほとんどが……

 

 『OHAGI』である。調べるまで全然知らなかったのだけれど、このお店オハギの売り上げが一日500個とかいうとにかく信じられないぐらいの売り上げを記録しているお店。折しもこの日はお彼岸ということもあり、そのことが原因で行列に輪をかけている気がする。

 店内は決して広いといえるスペースではなかったが、それでも何とか目的のオハギを購入することができた。10時には旅館が開いているだろうから、そのまま直接旅館に向かえば丁度よい。

…秋保(あきうと読む)温泉街には、とにかく温泉がある日帰りを兼ねる旅館が軒を連ねている場所なのだけれども、一様皆口を揃えておすすめに挙げる場所がある。

それが佐勘と呼ばれる旅館。随分と伝統ある旅館のようで、みな口を揃えておすすめの旅館は?と尋ねたらまず間違いなく、ここを上げるようだ。それもそのはず、入り口から格式高い感じが伝わってきた。

どこの美術館と思うぐらい、いろいろ珍しい品も展示されているようだ。日帰り入浴の場合は11時からということだったので、ここで色々展示されているものを見たり、コーヒーを飲みつつまったり休憩しながら待つことに決めた。

 

せっかくだし、買ってきたおはぎもここで食べてしまうことにしよう。ちなみに蓋を開けてびっくりしたんだけど、きな粉の粉末がすごい。これでもかっていうぐらいに盛っている。これが、売れる秘訣なんだろうなというのを感じながら堪能させてもらった。

後は、11時から温泉を堪能させてもらった。少しだけ身体が軽くなった気がしないでもない。1時間程度温泉に浸ったら、後はお昼を食べて、13時から仙台へ向かうバスが出るというのでそのバスを予約させてもらった。

窓から景色のよい眺めを堪能しつつ、昼食を頂く。もう少しゆっくりしたかったな。秋保のお店は他にもよさそうなお店が結構あったので、もし次行く機会があるとしたらまた違うお店に行ってみよう(続く)。

 

仙台遠征記5 雨中のナイター編

『秋になれば野原で、ススキの穂の中で球を追いかける、だから野球だ 伊坂幸太郎【あるキング】』

 

 気仙沼を出たのは14時40分。お昼を食べたあと、BRTの時刻はそうとうになかったこともあり、結局歩いて戻ることになった。とはいえ、昨日ほどの距離ではない。14時過ぎに到着して40分くらい待つことになった。なに、普段から待つことには慣れている。

 

物心ついたときからずっと西武ファン。もう20年は優に超えている。

AKDがいなくなっても応援した(秋山・清原・デストラーデ:補足)

稼頭央がいなくなっても応援した(松井)

豊田がいなくなっても応援した

松坂がいなくなっても応援した

2018年は優勝した。その結果待っていたのはポストシーズン敗退だった。

あんまりだ、あんまりだ

(´;ω;`)

 

雄星も銀仁朗も浅村も退団。どーすんの?どーすんのよ?

なお、大きな補強は特になし。

あんまりだ、あんまりだ。フロントがアホすぎる

(´;ω;`)

 

そして、待っていたのは小野投手コーチ就任だった。

小野コーチ「昨年以上に防御率を上げたい」(なお、昨年防御率12球団ワースト)

 あんまりだ、あんまりだ。語彙力がなさすぎる

(´;ω;`)

 

…その結果待っていたのは、夏場からの大逆襲だった。先発が6回まで試合を作れば

あとは平良、平井、増田をつなげば何とかなる。

(´;ω;`)コンナコトモアルンダネ

 

仙台に戻ってきたのは17時少し前だっただろうか。分厚い雲が覆っているものの、大雨になりそうな気配はなく、何とか試合はできそうな天気である。宮城野原という球場最寄りの駅名は覚えていたのだけれども、てっきり地下鉄みたいな駅なので仙石線で乗り換えることをすっかり忘れていた。とはいえ試合開始前には球場に到着。

 

 

楽天生命パーク又の名をキャッシュレス球場。それにしても、こういうのは段階を踏んで実施すべきだ思うのだけど、Jリーグの神戸で実績があるからって導入に至るまでが早すぎるよね。元監督の楽天野村克也さんがイーグルスは好きだけど、楽天は嫌いって言ってたのものすごくよくわかるわ。開幕前もごたごたしてたから、てっきり今年は楽天は最下位だと思い込んでたんだけどなあ

 

では。本編に行く前にここで一旦CMをどうぞ!

CM:

(怪しい通販風)

 

では福岡依頼の恒例の3行ダイジェストで試合を振り返ろう。

・バント バントラー バントレスト 最上級はスクイズ(1点先取)

・このままでは平井が死んでしまう!みんなで優勝しよう!

・雨で、雨天ではなく打てないので打てん!中止!1点では無理(まけほ)

 

一部で平井は抹消すべきという意見も見たけれど、一番の薬はさっさと優勝を決めてポストシーズン(できればCSセカンド)まで休息させるべきだな。

 

キャッシュレス球場では、あまり買い物する気にもなれなかったので、雨だし、今日はホテルの近くに居酒屋みたいなのが軒を連ねていたからそこでラーメンを食べて帰ろう。

 

というわけで、その後すぐホテルへ戻ってきた。今日は雨だったし、すぐに大浴場に行ってこよう。また明日も忙しくなる(続く)

 

 

 

 

 

 

 

 

仙台遠征記4 開拓 気仙沼編

 

『…自分の目に移る光景と目に見えない情報のどちらを信じるんだよ伊坂幸太郎ジャイロスコープ】』

 

東京オリンピック開催が決まった2013年。周りが歓喜に浮き立っているなか、正直素直には喜べなかった。本当にこれで良かったのか!?…もっと優先するべきことがあるのではないか…。…いずれにせよ、被害の特に大きかった現地に行ってこの目で確かめてこなければ…

 

予約していたホテルは、アパの系列ホテル。だいたい、ホテルを選ぶ基準は大浴場があるかないかで、決めている気がする。理由は、だいたい夜遅くまで呑んだくれてることが多いので、帰ってから風呂の湯を入れて…等とやってると、お酒も入ってるのもあって面倒になってしまう。大浴場なら、そこにいけばいいだけの話なので、頭の良くない書き方をすると、迷わず行けよ!行けばわかるさ!てなもんである。

 

6時に起床して、朝風呂を浴びて7時に朝食に行けば丁度良いかな。


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明日も同じホテルで朝食を食べることになってるから、この日は、和食メイン。郷土料理の芋煮が美味しかった。後デザートのおとうふスムージーもなかなか美味。ただ、一つだけイチャモンつけるなら、やっぱりアパはカレーだろうよ。カレーがあってこそのアパでございます!だと思う。らいにょん先生どうしたの?え?じゃあカレーがないアパはどう表現するのかって?

アパでごじゃーます(安倍晋三風に…ゴニョゴニョ言うのがミソ)って感じかな。

 

さて、自室に帰ったら、今日はナイターだから午前のうちに気仙沼へ向かおう。そこでお昼を食べて帰ってこよう。そのために色々調べたんだ。

 


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8時1分のやまびこに乗って昨日下車したくりこま高原を通り過ぎて一関へ…

 

岩手の方にも行ったことないから、中尊寺金色堂辺りなんかを見に行く選択肢もあったんだけど、其れはまた次の機会にということにした。

 


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ここから先は、未知の領域なので、目に飛び込んでくる景色すべてが新鮮そのもの。大船渡線に乗って気仙沼へ。辺りを見渡す限り森(トモヤじゃなくて)。もう少しだけれども秋めいてきたら、紅葉が綺麗な絶景になるだろうな~という感じでした。

 


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気仙沼から降りたら、このBRTに乗って南仙沼へ…最初このローマ字表記ブルートレインの略かと思った。まずは最初の目的地であるシャークミュージアムと氷の博物館へ向かおう。

 

そこへ行く道中で…


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とにかく工事現場が圧倒的に多い。それも明らかに人手が足りていない。…でさらに途中で政治家の事務所みたいなところで


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こんなスローガンを目にする。うーん、実に突っ込み所満載。100歩譲って、せめて助詞のへを入れて復興完遂へ。というスローガンなら分からないでもない。政治家は言葉は命のはずなので、もう少し勉強してもらいたいものだね。


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陥没して通行がままならない道路もまだある。あたかも復興はもう終わったみたいな書き方をしないでほしい。

『人が生活をしていて、努力で答が見つかるなんてことはそうそうない。答えや正解が分からず、煩悶しながら生きていくのが人間だ。そういう意味では解法と解答の必ずしもある試験問題は貴重な存在なんだ。答えを教えてもらえるなんて、滅多にないことだ。だから、試験にはせいぜい楽しく取り組むべきだ。伊坂幸太郎【オーファーザー】』

『コップ半分の水を見て、「まだ半分もある」と述べることも、「もう半分しかない」と述べることも可能なように、情報や統計は、見せ方により、どんなものの根拠にも使える。伊坂幸太郎【アイネクライネハナムシトーク】』

 

 

氷の博物館とシャークミュージアムはほぼ隣接した位置にある。単にサメの博物館というだけではなく、この博物館には津波の被害を伝える施設の役割もあわせもっているようだ。


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…何だかいたたまれない気持ちになってくる。


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なお、こちらは氷の博物館のホヤぼーや先輩。プロジェクションマッピング使うのはともかく、これ以外は何かうまくマッチしてなかったそ。海中の生物なら、ほとんどの人が原色で観たいって思うの、割と普通の感覚だと思うんだけど。あ、せっかくだから、プロジェクションマッピングを使ってらいにょん先生7変化をやれば良かったのか。あまりに寒くなってすぐに出てきてしまった。やはりマイナス20度の世界は耐寒のコート来ていた選り寒いものは寒い。体感の方が限界が来てしまった。

 

…その後博物館を後にし、港の方へ…


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港の近くにもこんな表記が…自然災害においては、人間がいかに小さいのかということがよくわかる。少なくとも風化させるべきではないと思うな。

 

一つだけ気仙沼で心残りだったことは、目星をつけていたお店がたまたま改装中だったことだ。その名を『福よし』といい、グルメ漫画美味しんぼのモデルにもなったほど。これだけは心残りなので、またいつかリベンジに来よう。そのもの頃には復旧も進んでるといいな。


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そして、気仙沼といえば名産は秋刀魚である。季節が季節だし、丁度旬ということもあり、食べたかったんだ。気仙沼の秋刀魚は絶品だというのもあって、現地で名産品が味わえる贅沢を堪能させてもらった。なお、今年は結構秋刀魚が不作の年であるらしく、どうやらこれだけ大きく脂ののった秋刀魚が食べられるのは結構貴重な経験なようだ。

 

…充分に気仙沼を堪能したら、そろそろ球場に行くことにしよう(続く)